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2016年12月31日

いつ歴史は掘り起こされるのか

いつ歴史は掘り起こされるのか一般に「日本はなんでも拝む」と言われることがあるが
系統的には大きく分けて(山体信仰含む)磐座と樹木と言えるだろう

地域によって磐座か樹木か、大別できるらしいが、後から混淆したのか・・・
神仏習合、今日のクリスマスと日本に限らず、中国文明の成り立ちが影響しているのか、東アジアは外から入ってくるものに寛容というか、取り込むことに強い拒否感を示さないこともままある

日本の歴史は皇紀でも2676年(=西暦2016年)
卑弥呼がいた時代は中国でとっくに文字が発明され、司馬が歴史学を確立し、三国志もたいがい決着がついた時代
エジプトなんか、紀元前30世紀以上前から文字で記録が残されているのに比べると「たったそれだけ?」と思いがちだが、何万年も前から日本列島にはヒトが住んでいた

残念ながら大陸から文字を輸入する以前のことは、神話と伝承、風習、そして後に文字化された情報と幾つかの埋蔵品に頼るしかない

神話や伝承、文字情報は後の権力者によって改ざんされがち
風習って、埋蔵品と同じく実は非常に重要なんじゃないかと思う

国頭のアスムイ。北方からやってきたアマミキョ族が定めた聖地で、ここは巨石と巨木が守っている

でも沖縄はどちらかと言うと、磐座信仰系かな?
磐座信仰は出雲系という説もある。伊勢系との勢力争いの破れ、『国譲り』の後に南に活路を見出した(当然北に向かった一団もあるはず)出雲系諸氏が、鉄器を持って縄文系の人々の上に君臨・・・というよりやはり「優勢。指導的な地位」的な穏やかな形の和合、混交が起こったのかもしれない

出雲とさほど離れていない秋吉台には、カルスト台地(おだやかな温帯カルスト地形だが)があるが、ガジュマルはなかろう
南下する途中、屋久杉を拝むのに迷いはなかっただろうが、アマミあたりで巨大なガジュマルを信仰の対象にすべきか悩んだかもしれない

歴史学的な意味で日本の歴史は長くはない。でも、何万年も前からヒトが住んでいた。特に日本最古の釣り針は沖縄から出土している

おそらくクニ(=土地境界)という認識は農耕が広まり土地が資本的価値を持ち出したここ数千年のことでしかないはずだ
有力者が土地にヒトを括り付けて、保存食を確保可能な農業に従事させる以前はヒトは遥かに自由に島々を往来していたはずだ。世界的に見てもそれが人間の本能だし、そうでなければ物資の確保もできなかったに違いない

古墳の中はどうなっているのか、明らかにされない。邪馬台国が見つからないのは、上に大宰府があるからという人もいる。怨霊に対する「恐れ」を、「祭り上げる」ことで昇華させる日本の考え方からすると荒唐無稽とはいえないはず

沖縄もなぜかアスムイは語られない。アスムイにある石列も解明が進んでいない

ピラミッドの探索もいいが、日本列島の風習と埋葬品も精査して文字伝来以前からの深い歴史を解明してほしい


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Posted by 比嘉俊次 at 14:37│Comments(3)日記
この記事へのコメント
え~新年明けまして・・・えろ~過ぎとるや~ん!!
ここで駆けつけ二句ほど・・

「仰ぎ見る、仏も祖師も何にせむ、
           咲いて和ませ、散りて悟らい、・・」


「鯉のぼり、尻尾が隣りの洗濯物の、服と絡んでブラと舞い」
Posted by 仙人 at 2017年05月27日 10:54
いつもこっそり読ませていただいています。
しばらく更新がないようで、お元気されてるかなと思いコメントしました。
次の更新を、気長に待ってます〜♪
Posted by こんにちは at 2017年06月15日 17:01
今、RBCで清楚で好感の良い方、
   楽しくTVを拝聴・拝見しております。

    いいお仕事を頑張ってください!

S・ jims Furugen
Posted by 古堅宗助 at 2017年08月09日 09:07
 
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