万獣こわい

比嘉俊次

2014年06月01日 11:13

「万獣こわい」見てきました・・・

まだ見ていない方は読まない方がいいかもしれませんが、予想を覆す内容です。でも、やっぱり「演劇」はいい、というかスゴいな、と・・・

ラストの舞台あいさつで生瀬勝久さんが「宮藤官九郎って去年、NHKであまちゃんの脚本かいて、あんなのを期待してきた人もいるかもしれませんが・・・」と言っていたが、ホントその通り
ほのぼの感はゼロ。演劇らしい風刺のきいた「クスッ」という笑いは随所にあるけど、実際にあった監禁傷害事件をベースにしているだけに、基本ホラーというか、気色が悪いというか

でも「見て良かった」と思うんだよね。やっぱり生の舞台ならではの不思議な一体感というか、トリップ感は那覇市民会館でもちゃんと作ってくれていた
脚本的にも「家に帰ってからゆっくり考えます」というのが一番ぴったりな感想。メインテーマの「饅頭怖い」だけじゃなくて、社会風刺があちこちにあって、演劇らしい

今や沖縄も人口140万人。那覇は100万都市圏。衣食住、そしてジュンク堂もできてなんでも手に入るようになったけど、この演劇だけは最後まで難しそうなだけに、沖縄で見ることができたのはうれしい

また来てほしい・・・

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